司法書士試験の合格に必要な勉強時間から考える学習計画

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資格試験でも難易度が高い司法書士。難しい理由は科目が多く学習範囲が広いのと記述式試験があることがよく理由に挙げられています。実際合格率も3パーセント前後ですし相当難しいのは理解できます。

では、実際に合格するにはどのぐらいの学習時間が必要なのか?を確認していきます。また、確認できた学習時間を目安として考えられる学習計画について考察していきます。これから司法書士の勉強を始められる方はぜひチェックください。

記事の目次

司法書士試験合格に必要な勉強時間は「約3000時間」はホント?


司法書士試験合格に必要な時間は各社ばらつきはありますが。およそ3000時間と言われています。そもそもこの3000時間と言われるのは、過去司法書士試験に一回で合格した人の平均時間と言われてるようです。この3000時間をこなそうと思うと1日あたりの学習時間はどの程度になるのかまず確認していきます。

大手の通信講座のカリキュラムをベースに18カ月を学習期間として算出していきます(1カ月は30日換算)。

18か月×30日=540日
3000時間÷540日=約5.5時間

1日あたり5.5時間であれば頑張れば出来そう!と思えますが、学習期間は18ヶ月と長く仕事や家庭のことなど他のこともやりつつで考えると少し不安になりますね。試験勉強1本で生活が出来るなら3000時間を費やして合格を目指せるのではないかと思いますが、働きながらその時間を確保するのは至難の業だと思えます。実際に、働きながら受験・合格された方の多くは3000時間を確保出来ておらず、2000時間程度~という人が多いようです。

仮に2000時間として再度計算してみると、
18か月×30日=540日
2000時間÷540日=約3.7時間

1日あたり3.7時間であれが継続できる現実味がわいてきますね。

では18カ月を12カ月に短縮した場合は、
12か月×30日=360日
2000時間÷360日=約5.5時間

となり、学習期間を短くするのもあまりお勧めできないですね。

継続・持続可能な学習時間から考えると、平均的学習時間は3000時間は目安であり必ずしも必要ではない。1日あたり4時間~5時間程度を目安として計画し、2000~3000時間の間で合格を目指すというのが現実的な話だと言えます。時間を短縮するためには、効率的な学習が必要ですので通学・通信講座など試験対策が取られたカリキュラムに沿って学習するのが合格への近道です。自分に合ったやり方で合格を目指しましょう。

試験合格を目指すうえで最重要項目が「学習計画」


司法書士試験合格に必要な時間が2000~3000時間であると確認できました。前述でもシュミレーションをしてみましたが相当な学習時間を長期にわたりやり抜かなければ合格には届きません。

難関資格になればなるほど、この学習時間は多く必要になります。ですが、多くの方は仕事との両立などでそれだけの時間を確保するのが難しいというのが現状です。だからこそ「学習計画」がとても重要になってきます。目指す時期は人それぞれだと思いますが、試験日からの逆算で学習計画を立ててください。

例えば、18か月前からの学習となると試験日から前2か月は総復習の時期として考えると基礎知識のインプットとアウトプット学習で残り16か月。この16か月の中でメイン科目・サブ科目・記述式の学習どのように進めるのか?いつまでに何を終わらせておかなければならないのか?をおよそで決めていきます。そして、やるべき項目が決まればそれを1か月ベースそして1週間・1日あたり落とし込んでみるとおよその学習時間やどの程度やらなければならないのかが自分で把握できます。

もちろん、独学でというのは相当ハードルが高いので通信講座などを利用して効率を高めて学習を進めていくものとします。事前に自分の学習計画
を立てておけば、それにあう通信講座を選択しやすくもなります。むちゃな計画では途中で無理が生じて試験日まで走り切れなくなることもありますので、よく考えて計画をたてましょう。

学習のリズムを整える!スキマ時間をきっちり活用


司法書士試験合格のための学習時間とそれに対する学習計画の重要性を話しましたが、最後にいくら計画がきっちりできてもそれをこなせなければ合格には至りません。やはり、大切なのは自分自身です。勉強する気持ちと合格するぞ!という気持ちが大切だと思います。

まともに考えてもかなりの時間が必要ですので、普段やり慣れてないかもしれませんが通勤時や休憩時間、または仕事途中の空き時間などを上手く活用してスキマ時間学習を実践。スキマ時間を学習することには2つメリットがあると思います。

1つは時間を稼げること。2つめは学習癖がつくことです。1の「時間を稼ぐ」はイコール学習量になります。これはインプットでもアウトプットでもどちらでもよいと思います。スキマ時間での学習なので、まとまった量の内容を学習するのは厳しいので、あえて前日の復習や過去問などの学習に割り当てるといい循環ができて知識も定着すると思います。

2の「学習癖」は結構重要なことです。この学習をする習慣がつかないと長期的な学習計画も実践は難しいと思います。最初からすべて出来るとは思いませんが、まずは通勤時間の間はテキストを読む、過去問をやってみるなど実践しましょう。そこから慣れてくれば他のスキマ時間でも上手く活用して学習できると思います。

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