司法書士資格の合格率が低い理由とは?試験難易度について調査!

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司法書士資格の合格率はここ数年でみると4%台で推移しています。令和2年度の合格率では5%を超え年々合格率は上昇傾向に見えますが、それでも依然として低い合格率の資格ではあります。試験合格に必要な学習時間は2000~3000時間と言われるので、容易に難しい資格であるのは分かりますが合格率が低い理由はそれだけでしょうか。

ということで、ここでは司法書士資格の合格率が低くなる理由について調べてみました。資格を目指す前に、まずどんな試験内容なのか?どういった点が合格率を低くするポイントなのかを探っていきます。資格取得を目指されてる方、またこれから資格を検討される方はぜひチェックください。

司法書士試験の科目と3つの基準点について


司法書士試験は大きく「筆記試験」と「口述試験」の2つで構成されています。それぞれの詳細は以下です。

①筆記試験[午前] 
マークシート式の問題です。科目は憲法、民法、刑法、商法から出題。時間は2時間。
②筆記試験[午後] 
マークシート式と記述式の問題です。
択一式科目は民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、供託法、不動産登記法、商業登記法から出題。
記述式科目は不動産登記法、商業登記法から出題。時間は3時間。

③口述試験[筆記試験合格者のみ] 
面接官から口頭で出題。出題内容は筆記試験と同じ。時間は15分程度。

上記①②の筆記試験は1年に1回実施で、例年は7月の第1日曜日に実施されます。③の口述試験は筆記試験合格者のみとなりますので、この資格の山場は筆記試験となります。口述試験に関しては、筆記試験を合格できるレベルであればほぼ不合格になることないようです。面接官による知識レベルや論理的に説明できるかなどがポイントになってるようです。

筆記試験の合格条件ですが、午前・午後の択一式と記述式の3試験でそれぞれの基準点をクリアし且つ合格点を以上という条件になります。(ちなみに司法書士試験は1問3点で午前の部(択一式)の満点105点、午後の部(択一式)の満点105点、午後の部(記述式)の満点70点です。)

令和2年の択一式の基準点は(午前の部)満点105点中75点、(午後の部)満点105点中72点という結果でした。つまりこの基準点を越えないと不合格になります。基準点による足切りというものです。試験範囲が広い上に、3試験でそれぞれ基準点を越え且つ合格点以上というのがまず合格率が低くなるポイントだといえます。

ハードルは基準点だけではない!成績上位3%前後の相対評価


基準点による足切りが合格率が低くするポイントに挙げましたが、さらに合格率が低いのはずばり「相対評価」による足切りです。「相対評価」とは複数人の中から比較して個の能力に順位をつける評価方法です。ここでいうと、試験の基準点を越えたところから成績上位の人が合格になるという仕組みです。

多くの資格試験は基準点以上をクリアすれば合格できる「絶対評価」が多い中、司法書士資格試験は基準点をクリアすることとプラス上位3%前後での「相対評価」により合格基準を設定しています。

つまり、基準点を越えても自分よりも成績が良い人がいれば合格できない!というとてもハードルが高い試験であると言えます。
参考までに他の資格と合格率を比較してみると

宅地建物取引士  合格率15~17%

行政書士     合格率10%前後

土地家屋調査士  合格率8~10%

社会保険労務士  合格率6~7%

税理士      合格率12~17%

弁理士      合格率6~7%

ざっと有名人気どころの資格と比較してみても、司法書士資格の合格率が低いことが分かります。(もちろん、他の資格においても合格基準のルールはありますが)
3つの試験すべてが基準点を満たし、かつ合格点に届かないと合格に至りません。試験問題の難度が高いだけでなく、試験そのものが合格の門を狭める設定になっているので合格率は低くなってしまうということです。

司法書士試験の合格率が低くなる理由まとめ

①広範囲の学習範囲 
②3つの基準点での足切り 
③相対評価による足切り 

司法書士試験の合格率が低くなる理由のまとめとして、3つを挙げさせていただきました。周知のとおり、この資格は最上級レベルで難しい資格です。学習すべき科目は広範囲に広がっていますので学習時間が2~3000時間程度かかっても不思議ではありません。

多くの方は数年かけて合格を目指すと言われてますので生半可な覚悟ではきびしいと思います。学習の長期化により挫折する人や安易な気持ちで受験する人なども合格率が低くなってしまうポイントの一つと考えられます。しっかりと学習して試験に臨んでも、基準点・相対評価による足切りというハードルが待ち受けています。

学習する内容の難易度だけではなく、試験制度そのものにもハードルが高く設定されていますので合格するには気持ちとしっかりとした計画が必要な資格であると思います。これから司法書士資格を目指される方はしっかりと準備してこの高い山に挑んでください!

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